ペパロニピザ 4
かわいそさ 2
セクシーさ 3
キュートさ 5
おもしろさ 5

あらすじ。 「もういい加減放っといてくれないかなぁ?!」 スパイダーマンに出会うなり、いきなり地面に叩きつけら ..

Summary 3.8 good

[DL]Deadpool (2012-2015) Annual #2

あらすじ。

「もういい加減放っといてくれないかなぁ?!」

スパイダーマンに出会うなり、いきなり地面に叩きつけられるデッドプール。

「蜘蛛ヂカラ強いのは分かったけどさすがに酷いんじゃないの?俺ちゃん何かしたっけ?」

「それで?今度はデッドプールだって言うんだろ?」

「う、うん?」

「証明しろ。君がもし本当にデッドプールなら…」

どうやらココ最近、人助けをした相手に刺され、かと思ったら次の瞬間には消えていたり、今度はライノだと思って投げ飛ばした奴が、妊婦に変わっていたり、また次は別の人に刺されかけたり…。いつも誰かに見られている気がしたり、どこから敵が襲ってくるか分からない日々が続いて、スパイダーマンはノイローゼ気味なご様子。

もう誰も信じられないといった様子のスパイダーマンに、自称・アメイジングフレンドのデッドプールは「俺が助けになってやる!」と、彼を追いかけるが…。

 

カメオやニアミス、ちらっと出演を除き、今回で&スパイディとのチームアップは4回目位。やったねおじさん。

TPBの収録先は

  • 『Deadpool The Ones With Deadpool』
  • 『SPIDER-MAN/DEADPOOL Don’t Call It A Team-Up』
  • 『DEADPOOL CLASSIC Vol.18 : Deadpool Vs. Marvel』

の三冊。

また邦訳収録は、『スパイダーマン/デッドプール:プロローグ』先日’17/07/25 が ShoPro Booksより発売されました。

顔面煮崩れしててもハンサムなウェイドちゃんのカバーアートはデイヴィッド・ナカヤマ氏。

スーツはスパイディでも、その下にみっしりと収まっているであろう肉感がとてもセクシー。良きですね。

 

一言で感想を申し上げるなら

控えめに言っても「アメイジング。」

 

このお話の魅力はなんといっても『ピンチに陥ったスパイディを救うべく、”あくまでスパイディとして”奔走するデッドプール』だと思うんですよ。

“敵の目を欺くための作戦の都合上”ってのもあるんですが、普段の “お騒がせ傭兵” デッドプールであれば、事件の渦中に飛び込んでも割と行き当たりばったりに引っ掻き回して、解決さえすれば後は犯人が生きようが死のうが…みたいな事が多いように感じられる中、「王道だね!」といったメタ的発言をしつつも、誰一人死なせること無く解決し、犯人を警察に引き渡す(あれは含むのか謎だけども)。実に”スパイディらしく” 事件を解決していく姿がなんとも心震えます。

その他にも、公式で “SPIDEYPOOL” と銘打ってあるだけあって、普通のチームアップ誌に比べると「…やたら距離感近くないか?」と思うようなファンサービスがてんこもり。AWESOME。

 

dotted

以下どうでもいい情報。

 

 

こちら、私が生まれて初めて読んだアメコミなんです。

「モンキービジネスよりやばい本があるらしい。」――それが事の切っ掛けでした。

何とも不純な動機ではありますが、「ひと目その本を読んでみたい」「なんとかして手に入れたい」という欲求は強くなるばかりで、「どうしたら読めるのか」「どこで手に入るのか」そういったことを調べ始めるまで、そう時間はかかりませんでした。

その頃の私はといえば、日本の会社から翻訳されている本が出版され居ることは知っていたものの、本場アメリカのリーフやTPBに関しては全くの無知であり、そしてインターネット他諸々の情報を調べていく内に「このリーフを手に入れること」は、いかに無謀で、絶望的であるかを知ったのでした。

……そんな思い出も詰まったお話。

 

ペパロニピザ … 3。素顔はチラッとしか出てこず、場面は暗い。そして最期のはなんというか、ゾンビ顔。カバーアートは最高だけども、どちらかといえばこれはラザニアっぽい。
かわいそさ … 2。初っ端暴行受けたり事件に巻き込まれたりしてますが、トータル考えると”良い目”にしかあってないので、よかったねおじさん。
セクシーさ … 3。カバーアートが、最高に、セクシー。あとヘリ引っ張ってコスチューム破ける所。でもちょっと物足りない。
キュートさ … 5。全体を通してポーズとか仕草とか、主に表情が最高にキュート。スパイディも可愛いけど、中身はおじさんだし、でもキュート。
おもしろさ … 5。ウン年越しの念願叶ったり、夢の共演おめでとう。デコチューしちゃう所とかライターさんの遊び心とか半端なかったです。