Posted 2014年2月8日
141
140-SS【ジェノサイ】
『押し倒す』
思いの外精巧に造られている、それがふと思った事。
外皮は毛穴や肌理のような凹凸があるし、眉や睫毛の生え方は不規則になってるし、
より人間に近い印象が見「先生から俺を…いつもより大胆ですね」
いや違うし押し倒したとかそんなんじゃないしお前が変な所に雑誌を置…いいですよじゃねぇドヤ顔すんな
外皮は毛穴や肌理のような凹凸があるし、眉や睫毛の生え方は不規則になってるし、
より人間に近い印象が見「先生から俺を…いつもより大胆ですね」
いや違うし押し倒したとかそんなんじゃないしお前が変な所に雑誌を置…いいですよじゃねぇドヤ顔すんな
というわけで、主婦力高い弟子が先生が読んでた雑誌置きっぱにする訳なぞ皆無なのでダウト
あえて先生が踏みそうな所に置いてすっ転ばせてあわよくば、というあたりの小話
『髪を撫でる指』
「あーあ、この辺も焦げてら」
「そんなに酷いですか」
「うん、ゴワゴワ」
頭部の加圧センサは毛髪を引いたり押し潰されていることを示す
「綺麗な髪してんのにもったいねぇなー」
「換えならまた」
「効かないものもあんの。頭と、ココもだろ」
髪を撫でられた瞬間、無くした筈の心臓が跳ねた
「そんなに酷いですか」
「うん、ゴワゴワ」
頭部の加圧センサは毛髪を引いたり押し潰されていることを示す
「綺麗な髪してんのにもったいねぇなー」
「換えならまた」
「効かないものもあんの。頭と、ココもだろ」
髪を撫でられた瞬間、無くした筈の心臓が跳ねた
ジェノス君は脳核とコアだと思ってる
先生は思い出と気持ちだと思ってる
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